精神分析雑談:対象関係論と伝統精神分析とのエピジェネティクスによる再統合

精神分析雑談:対象関係論と伝統精神分析とのエピジェネティクスによる再統合

精神分析の発展史において，フロイトの概念「イド」が原始で社会的適応はないで野獣と喩えられる心的エネルギーなので，その点こそ問題は繰り出され続け，イドが原始で社会的適応はないで自我も最初出ていないので，最初の自律性，即ち一次的自律性はどちらから出てくるのか？フロイトが想定した通りならば，衝突はイドと自我との間で発生し，欲動が現実に阻まれて，欲動を現実に適応させて欲動を制御しようとし調和をする自我が生じてくる，それはそもそもそん過程の自身でも自律性だと言えて，そんな自律性は最初どちらから出てくるのか？そんな問題点で，伝統精神分析から次第に対象関係論へ移行させていた。

徹底的な対象関係論スタイルが，フェアバーンの名高い対象関係論で，イドが存在しなくて，衝突が対象関係につれて分裂した自我の異なった部分およびそれぞれ関連している内的対象の間で発生する。

エピジェネティクス遺伝学の出現により，伝統精神分析本能理論と対象関係論は，お互いに互換性があることを示唆してきた。もし有機体である個人は包んでくれたストレス的な環境に対して，有害すぎたストレスを一時的に緩和できるが，長期的には自分の生存に有害で愚かなゲームをして失敗的な遺伝子断片にメチル化を解除し，ストレス対応に用いて，自己破壊や苦悩の不可欠な死の本能を開いてくるように，自己破壊の精神状態に目指し神経系に作用するタンパク質の合成を起動してきて，屡々それと同時に，環境との良いゲームを指導して長期的に見たら適応性の望みが高いDNA断片の部分をメタル化してきた。フロイトの指摘したイドでは，そもそも無秩序の衝動として，恰も1人だけの赤ん坊のように，ウィニコット指摘通りに，養育者の弁証法的な，心理機能体とする独立単位の赤ん坊は弁証法的に無意味で，養育者の母性の原初的没頭での心的融合らしい関与に心的秩序が整えられる過程がなければ，心理機能体としての赤ん坊は存在しない。それは，養育者の母性の原初的没頭という適切な環境信号こそ，遺伝子表現を制御するスイッチとして，秩序のスキーマを潜在型として有しているDNA断片を表現させて賦活化させ，潜在能力としてのアクティブで環境とプラスフィードバックし合う良質な自己組織化秩序の本能，およびそんな機能のスキーマが活躍してきて，自我は形成してくる。

そしてフェアバーンの対象関係の枠組みに戻って考えよう。フェアバーンの対象関係では，対象関係その自体は自我の実質を構成し，自分自身のエネルギーを有しており，不満をくれた悪い対象によって対象は分裂して，延いてはそもそも分裂していなかった原初対象と関連していた原初自我も分裂されて「中心自我とリビドー自我と反リビドー自我」の間で，各自に当該の対象関係に各々弁証法的に関連しながら衝突し合い，リビドー自我と反リビドー自我という衝突の著しさは，統合失調症において大切なメカニズムであり，即ち，中心自我が原初自我の残りとして自我で占めている割合が少なすぎて，リビドー自我と反リビドー自我という衝突を抑圧できないと，内的分裂が現れて統合失調症のリスクは高くなり，発症しやすくなって発症の誘因に敏感とたるというなのである

それは，伝統精神分析の本能理論のパラダイムに互換したら，自我内在化された悪い対象が統合失調症の割合に達するほどに内在化されると，健全な内的想像や憧れの表現や充足を保存しようとし隠したり抑圧したりするというレベルをもっと退けて，神経細胞が不利な環境刺激のストレスに耐えられなくなって，精神分析家フェダーンが指摘した「衝動やイメージというと自我との区分」の内的自我境界が内在化してきた「悪い対象」に，外的に突破されて，嘗てフェダーンが指摘した「環境と自我と区分」を突破し内在化されてきた悪い内的対象は，もっと深入りして「衝動やイメージというと自我との区分」の内的自我境界をも突破してくると，自我の後ろにあるイドは変更される。

そんなイドでは，そもそも健康的な適応のスキーマを持つDNA断片が脱メチル化の状態にあり，しかし過度にトラウマをさせられたストレスの衝撃的な環境に包まれ続けると，絶望に陥って，目の前に生き延びられなくなるかと無意識的に感じ取って，自己破壊的ではあるが刺激ストレスを一時的に緩和するスキーマを持っており，環境とプラスフィードバックし合う良質な作用し合うスキーマができなく愚かなゲームを指導してしまいメチル化されて休眠しているDNA断片は，脱メチル化されて起動され，そして個体はどのように想像したり憧れたりするかという本能的な基盤は，既に改ざんされるようになる。そもそも，そんな失敗の運命をたどり着いて間主体のマイナスフィードバックのスキーマを備えたDNA断片は，メチル化されており，当該の本能を表現する神経活動の過程にある神経信号を生成するタンパク質というメカニズムの合成を指示できないように，閉ざされていて本能とは言えないが，賦活化されたら，悪い対象関係でできる悪い自我のスキーマを提供し，悪い対象関係ができる悪い自我の状態の範囲を示唆する一方，極端な精神的刺激のストレス下で劣等なゲームで失敗に対応するDNA断片は脱メチル化され，悪い自我が生成してして悪いイドもイドが改ざんされる形で出てくる。そんな場合には，フェアバーン対象関係論の中心自我のスキーマに対応する本来は健全な環境に適応しているスキーマを持つDNA断片が，メチル化される割合が高ければ高いほど，そもそもの愛の本能（エロスEros）が閉じてしまう傾きになり，死の本能（タナトス Thanatos）はそもそも新陳代謝らしく愛の本能と弁証法的に関連して弁証法的なバランスの維持に参与し，既存状態への打破を意味するが，本来は健全な環境に適応しているスキーマを持つDNA断片はメチル化され逆なスキーマのDNAは脱メチル化する環境ほど，愛の本能と弁証法的に関連のバランスはしょうがなく破綻してきて，悪い対象関係や当該の悪く充足しない状態への新陳代謝らしい打破もなくなり（フェアバーン対象関係論で良い対象関係を求める中心自我が分裂し立ち向かい合うリビドー自我と反リビドー自我の衝突に規制できなく反発できない弱さに相当する），良性の対象関係を願って求めることが次第にしないように，統合失調症になってしまう，という発症過程のメカニズムが理解しやすくなるのである。