性欲奪取(aphanisis)の深い体験ポジションでの解離症的な破綻で強迫中に侵入され支配される病理的メカニズム

精神分析雑談: 性欲奪取(aphanisis)の深い体験ポジションでの解離症的な破綻で強迫中に侵入され支配される病理的メカニズム

去勢不安よりもっと深くにあり、男女共通で根源的な性欲の喪失及びそれと伴う不安ということの性欲奪取(aphanisis)が，エディプス・コンプレックスを作り出してやりながら、エディプス・コンプレックスという葛藤およびその葛藤への解決を共に醸すために、様々な基礎を用意している心理自己の動的過程の根幹に障害が発生してその基礎は効かなくなって解離したり侵入されて強迫的に自発性や自主性の感覚を失われるのである。

それは，エディプス・コンプレックスの役割を再編するという心理的演劇への手配りだけではなく，そのエディプス・コンプレックスの役割での演劇を再編する(肉親から離れて他の異性や同性をエディプス・コンプレックスのような三角関係の役割に割り当てていく)という背景において、エディプス・コンプレックス前期からエディプス・コンプレックス期に発達しようとするという発達の傾向性が，精神分析巨匠のThomas H.Ogdenが指摘した自閉-接触ポジションの一番深いレベルで脅かされたり，能動性を失われてきて，いくぶ解離症群の同一性破綻および離人感という自己解離の無力感になり，更に性欲の自分らしく自発的に能動性のある欲望，即ち性欲は自分の意欲的な欲望として意欲的に欲しいながらも侵入的に奪取されてきて，強迫的に性のタブーに従わなければいけなくなるようになり，同一性破綻や離人感の解離症群の解離性に伴った「させられ体験」に陥るという病巣，及びそれを応じて不安を防衛的に起こしてきて，性欲の喪失に警報を掛けようとする無意識で陽性的代償となった反発意欲で，性欲奪取は由来を有する。それは，心理自己の楽しさの意味感および繁殖の背景を目指す対象関係の結び感じは根源から出発し切断され，そして能動性の立場を奪われて，心理自己の楽しさの意味感および繁殖の背景を目指す対象関係の結び感じを修復しようにも修復の発動ができないというような態勢に焦ってくる表現なのだ。