弁証法の若干メカニズムについて

 一切の弁証法的な矛盾と統一のテンションは、時間の軸に展開し続いていかなければならない、時間の軸の伸びていくのが限りの無くて，弁証法の矛盾や統一の間のテンションの演繹も従って限りが尽きられないようになり，時間を制限しながら完全性を備えるように完全的な真理を描き尽くすことというが得られないのである。実に弁証法のエッセンスは有限な時間のうちに演繹され尽きられて究極の完全性を持つ真理が実にジレンマを密かなに隠した幻覚であるのを見えにさせるのであり，時間の軸の伸びを絶えて有限の時間のうちに完全性を全て表し切った非弁証法的な論理というのジレンマも，弁証法において弁証法的に矛盾の統一性及びそれら統一し合う矛盾たちの間を行き来する時間に従って展開され続けて，動的に非弁証法のジレンマが晒されてしまうのである。 そして，時間の矢は弁証法の必要な構造であり，物理学の熱力学の重要なディメンジョンにとどまらず，物理学の形態に一致しなければならない哲学の論理においても，共に要所になると見なければいけないと言える。哲学の有効性は、必ず物理学の実在して表現する法則に通じて物理的な実表現に反映され、そのように反映されてこそ本当に事象の哲理になれるのである。