強迫関連障害や強迫性パーソナリティ障害の力動の両価性的なメカニズム

強迫関連障害や強迫性パーソナリティ障害の力動の両価性的なメカニズム

肛門性的発達が両価性の形成に対して大切な力動的要素を提供してやるという現象のメカニズムは，肛門期から意志で自己をどのようにコントロールしてくるのかを躾け始め、そして自分の意志で排泄を出したいときに出したいところへ出しているのがその通りにならなかったら，意志コントロールと命令や基盤になった躾けとが罅が入り，肛門期の排泄活動及びそれでの快感を通して本能の快への欲求を意志と結び付けて、快をどのように求めていくかどのような規範に従ってくるかの自己意志コントロールというへの躾けが，超自我の権威や命令の前身でありながら，外来的で自我を凌駕している権威や理想化した力の表象を占めており，崇拝の理想的感情価を掛けられて自己意志と罅が入ったら、心身体験の自己抑制的に自己矛盾して多少気持ち硬直めに自己を扱って、強迫関連の侵入及び抵抗の反復に結びついていく形式の両価性が生じてくる一方，そんな侵入性のメカニズムについて，あるレベルにおいて，自分の意志は自分からの脱中心化が一方通行で崩壊し自分の意志に中心化が生じて，自分を制圧しげにコントロールするようになる，という現象に概括されることができる。

それと異なりながら親縁の関係を持つ強迫性パーソナリティ障害では，やはり肛門性欲の両価性の作用が見えており，強迫関連障害と共通のメカニズムは，自分の能動的な立場から逸脱した意志は，侵入になりながらそんな侵入してきた外的らしい意志の強迫げな命令に対して，自分の主体から意志が逸脱して翻って自分に圧迫してしてしまう頃の自分のレベルに相当的に，同じ強迫でぎこちないレベルで反発しようとし，方向が強迫的に侵入してくる意志と相反する強迫的行為や思考でそれに反発して中和させようとする。しかし強迫性パーソナリティ障害において，そんな両価性の中で共に強迫げでぎこちない「侵入と抵抗」その両方は，「抵抗」の方は弱くて，自分の完全性を守るために強迫の症状に合理化したりし同一視するので，強迫症状への親和感を持って，強迫症状でありながらも強迫観念にならなく自発的にぎこちなくそれに浸りたがった支配観念となされる。そして強迫性障害および関連障害の方では，共に強迫げでぎこちないその両方の中に外からの侵入の方が強くそれに抵抗の方は弱くするので，侵入でさせられ体験がなされる。

もちろん，強迫症は強迫観念や強迫行為で四角い自己世界の境目感を極力作り出しようとして，不適切で異質なものらしい内容を心理自己に侵入されることを防衛しようとするが，そんな四角い境目感の遣り方こそ，欺瞞的な安全感を味わってきて，その心理自己の侵入されたか侵入されやすい状態に対して，強迫観念や強迫行為の四角くくぎこちない姿勢で無視するまま，心理自己の侵入されたか侵入されやすい状態が存在しないようになるかの味わいを作り出して，その味わいを静的にさせて四角くくさせて保持されるようにさせようとして，四角くく不自由な強迫観念や強迫行為がなされ続ける。

2022年注：強迫症は強迫観念や強迫行為で四角い自己世界の境目感を極力作り出しようとして，不適切で異質なものらしい内容を心理自己に侵入されることを防衛しようとするという行いは，屡々強迫症の病人の内に潜んでいる統合失調症の内的世界が断片化に分裂していくという傾きを防御するために用いられ，そして強迫症は統合失調症と併発する場合は極めて少ない。一方強迫症の抑制的な傾向性は，抑うつポジションにあって自己や自己で生きていく行動の間に立脚する思考的自己の表象化して概念化した考えの不自由より，強迫観念と強迫行為を含めた随意反応が不自由になり，異質で抑制してくれる内的対象に侵入されてコントロールされるのである。それと一定の程度で異なって，強迫性パーソナリティ障害に診断を用いられる強迫性表現は，抑うつポジションでの観念やイメージでもその不自由さに侵入されて，強迫症状への親和感を持つようになり，幾つか合理化の防衛機制が働いており，深層無意識の認知歪みよりやや前意識の位置に近づいていて概念化しやすく自由連想によりより言説に整えられされやすい心理葛藤の認知的歪みが主導の作用を担当して，強迫症で見られる強迫症観念や強迫行為という無意識と意識と深く分断の具合に比べて，強迫性パーソナリティ障害の診断基準に用いられる一般的強迫性症状は緊張や不安で歪な執着はもっと広い事象の範囲に及ぼしながら，侵入してきた異質の抑制的力への抵抗が弱くこそ意識と無意識との分断は強迫症のように著しいほどではない。