精神分析雑談：心身症候の慢性化のこと

精神分析雑談：心身症候の慢性化のこと

精神医学の症候学上で謂わゆる「慢性的経過、慢性化」は，精神面に関わる症候の現象が少なくとも数ヶ月を渡り，力動の本質においてはパーソナリティの自己体験または/および対人関係体験のパターンに入っていることに基づいてから、次第に無意識の力動のメカニズムが働いて心的加工を通して器質面の機能への刺激を抽象的で間接的に形成し，不適応の生化学が心理化した過程という抽象的で符号化した心理過程を通して間接的に刺激され，症状の生起も慢性的で持続的に経過するようになっていくのであり。

一方，多分そのためこそ，適応障害ではストレス因の遷延があるかないか、および時間的経過により，ストレッサーと心的加工との関連の弱さを踏まえて，ストレス因のストレッサーに対する「適応」が障害されるという適応障害は，慢性的な他の特定される心的外傷およびストレス因関連障害という具体的ストレス因を超えて適応障害に類似する類適応障害に比べて，ストレス因との関連性で分けられており，本当に現実のストレッサーにしがみついて適応しようとするか，若しくはその適応しようとしながら適応できない外見を模倣したりそんな外見だけ似たりするというか，そのようなやり方で区別される。

要するに，無意識の力動のメカニズムが働いて心的加工を通して器質面の機能への刺激を抽象的で間接的に形成していく過程において，その心的加工が当面のストレッサーに支配を受けるかどうかに決定される。それで，心理表現に関わって有機体の神経系反応においての「慢性化」のメカニズムの要因では，自己を困らせる物語りを維持し続ける心的創造というが，無意識へ根付いてくるメカニズムから由来し，器質上の異常から生じた病巣ではないために免疫系のチェックを受けないで，急性な器質のアレルギーも壊死もならないけど，深い無意識の深いレベルでの複雑な生物反応の情報フィードバックを通してずっと器質を基礎に作動する官能の表現に不利なコントロールを与えていく，というな理解が成立できると言えるのである。