精神分析雑談：エディプスコンプレックス葛藤による症状のモデルについて

エディプスコンプレックス葛藤による症状のモデル

エディプスの葛藤を解決していない子どもは、コルンバーグが指摘した「恋愛関係から退却・引っ込み」のほかに，もっと普遍的に見られるのは，恋愛関係の展開において，生い立ちの親子関係エディプス・コンプレックス心理葛藤の支配・占有欲と依存性を維持・再生産し，生い立ちの家族の関係フィールドに存在しつつある未解決のエディプス・コンプレックス葛藤を，元の家族以外の他人との恋愛や婚姻関係にて，「質的な発達の進化がない」量的代償や量的代替のようで置き換える。一方，欲情が正常に発達し展開していく場合は，成人の社会化の欲情関係レベルにて，生い立ちの家族におけるエディプス・コンプレックスの欲情を質的に置き換える。