精神分析雑談:「否定」(denial)その防衛機制と解離状態に傾く真実感の離脱

精神分析雑談:「否定」(denial)その防衛機制と解離状態に傾く真実感の離脱


「否定」(denial)という防衛機制とは、そもそも抑圧されていた心理内容を抑圧をさせないで認識するが、そんな心理内容を承認したくない,そして抑圧されていた内容を語れるように意識との繋がりを許すけれど、承認したくないで感情上はそんな内容と隔たるのであり,一方認知から感情を剥離させてこそ,心理病理の基礎たる離人感の真実感離脱という解離状態の傾きを基本的なコースに固めながら,広範囲に本当の自己の基盤感を失わせてパーソナリティ退行を大仕掛けに来しやすくなるのである。それは,身体的で生き生きとした体験の色彩感を褪せさせるから,欲情的で本能的な本当の自己の心理自己を枯渇させるメカニズムなのだ。


そのために,「否定」その防衛機制では,屡々「隔離」(isolation)という防衛機制と協働しやすい,生き生きとして身近な感じを作り出すパラノイド-シゾイド・ポジションでの経験を排斥することで,抑圧を解除してやる対象に対して抑圧を解除しても承認しようとしない態勢を表現しながら,その対象に感じた本当の感じでの経験領域を「虚無」的な対象に関連づける態勢に傾いて,不真実感の離人感や現実感弱体化に結びついてくる潜在的リスクがあるので,分裂病陰性反応において屡々大きなメカニズムの役割を担っている。離人感および非現実的感覚では,内的世界の不快な刺激が真実的存在だという状態を否認しようとしながら内的世界を「隔離」して,自己の心身感覚および本質的に深層無意識の内的世界で再構造されてきちんと並べられてくる「官能の感じ上外的現実世界の形態イメージ」も,連れて「血に通う」ような生き生きとした体験の実在感を虚無化されそうである。

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